『レディ・プレイヤー1』:現実世界の破滅に声援を送る

(現実じゃない)世界を救う英雄の旅

 スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』(Ready Player One)は、人々が仮想現実「オアシス」へと現実逃避する荒廃した2045年の未来で、「オアシス」の創設者の遺産をめぐり、17歳の少年が仲間たちとともに、世界支配をもくろむ巨大企業と争奪戦を繰り広げる物語である。2011年発表のアーネスト・クラインによる同名SF小説の映画化(原作は『ゲームウォーズ』の題で邦訳)。アメリカでは3月29日に公開され、日本でも4月20日に公開予定だ。

映画『レディ・プレイヤー1』予告 | ワーナー ブラザース 公式チャンネル

 1980年代をはじめとするポップ・カルチャーへの参照が物語においても宣伝においても中心に置かれている本作。

「ベッドはびしょ濡れだ」:『Far Cry 5』の「おしっこテープ」ミッション

「あのお方の特別指令」

 日本時刻では3月29日に発売予定の『Far Cry 5』(Ubisoft)。アメリカ合州国モンタナ州を舞台とするこのオープンワールド・アクション・ゲームに、ドナルド・トランプ大統領の「おしっこテープ」(Pee Tape)疑惑を仄めかすミッションが登場するそうだ。

 「おしっこテープ」とは、元MI6諜報員クリストファー・スティール(Christopher Steele)によるプーチン・ロシアとトランプとの関係をめぐる調査報告によって存在が示唆された盗撮記録。トランプ氏がモスクワのホテルの一室で、娼婦たちにベッドに向かって「ゴールデン・シャワー」(放尿)させているところをロシア当局に盗撮されていた、というもの(報告書は2016年に複数の報道機関と諜報機関に提供されていたが、2017年1月にBuzzfeed が全文公開に踏み切った)。

 アメリカのゲーム情報サイト Polygon によると、問題のテープが登場するのは、「愛国的行為」(Patriot Acts)と名付けられたサイド・ミッション。「あのお方」(the Big Man himself)の指令で送られてきたスペシャル・エージェントを名乗る男(シリーズ過去作に登場するCIAエージェント)が、「国に尽くす準備はあるだろうな?」と切り出して、プレイヤーにミッションを与える。

【ゲームの英語】『Watch Dogs 2』:“Going dark is no longer an option.”

あなたとあなたの生み出すデータ

 本日のフレーズ:

You are now less valuable than the data you produce. This is the new reality. Going dark is no longer an option.

Watch Dogs 2, Ubisoft, 2016)

 ハッカーを主人公とするオープンワールド・ゲーム・シリーズの第2作『Watch Dogs 2』(ウォッチドッグス2)より。

【ベスト・オブ・YouTube】「お前は賢い」

 YouTube の厳選動画をコメントなしで紹介。

An amazing moment in The Witness! !!SPOILER WARNING!! - lape64
「『The Witness』の驚くべき瞬間!! ネタバレ注意!!」

【無料ゲーム】『Bleeding Together, Dying Alone』:ともに血を流し、孤独に死ぬ

作品名:Bleeding Together, Dying alone
開発元:René Rother
発表年:2018年
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 覆面の男が自分の胸にナイフを突き刺し、噴き出した血が大地を赤く染める。その血を呼び水のようにガサガサガサと群がってくるクリーチャーをショットガンでなぎ払っていると、新たなタイプの敵が登場し始め、やがて……。ワンヒット即死の短編シューター。