スタジオジブリ『海がきこえる』、ついに北米リリース

 スタジオジブリの『海がきこえる』(望月智充監督、氷室冴子原作、1993、英題“Ocean Waves”)がニューヨークのIFCセンターで今月28日から上映される。同作のアメリカでの初めての一般劇場公開となるらしい。配給会社GKIDSによると、NYに続き1月、2月に各地での上映が予定されている。同作はイギリスでは2010年に英語字幕付きDVDが出ているが、北米ではこれまでのところソフト・リリースがなく、この上映後、2017年春に北米での初めてのホームビデオ形式でのリリースともなるようだ。


Studio Ghibli's OCEAN WAVES [Official US Trailer, GKIDS]

 なお、やはり北米では見られる機会の少なかったスタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』(高畑勲監督、1991、英題”Only Yesterday“)が今年2月に同じIFCセンターで上映された際は初の英語吹替版での上映だったが、IFCセンターの上映予定から『海がきこえる』を見ると、「日本語音声、英語字幕」(In Japanese with English subtitles)とあり、「未だに英語吹き替えされていない唯一のジブリ長編作品」(Wikipedia英語、2016/12/16アクセス)という地位は変わらないようだ。